洋画やドラマを理解するレベル3000語
映画やドラマを見るためにはだいたい3000語〜4000語レベルの語彙力が必要だといわれています。
もちろん、映画やドラマでもその80%以上は1000語レベルの単語が占めているのですが、
私たち非ネイティブにはその基本単語を自在に使いこなすことが一番むずかしいわけです。
だからその分語彙力を増強してフォローする必要があります。そして映画やドラマを字幕なしでも楽しめるレベルが大体3000語から4000語レベルの語彙力なのです。
このレベルに達すると英語学習の幅がかなり広がります。
映画やドラマ、新聞なども英語教材として活用できるようになるからです。
単語習得の方法
では具体的な単語習得の方法を紹介します。このレベルの単語をマスターするには、単語集をメインにしながら、語彙制限のついたラダーシリーズなどでのリーディングも効果的が効果的です。
3000語〜4000語レベルを目標にしている時の英語力では、通常のペーパーバックを読むことはかなりストレスだと思います。また、このレベルでは積極的にリスニングでの学習を併用しましょう。
英語ドラマでもいいですし、VOAなどのラジオニュースでもいいと思います。リスニングを併用することで英単語に対する反射力は格段に上がってきます。
また音読なども効果的です。
お勧めの音読学習法を紹介します。
まず1、2分の英語音源(テキストあり)を手に入れます。そしてまずテキストを見ないでリスニングを30回し、それからテキストをみて意味を確認し、音声につづいて音読30回、最後にテキストを見ずにリスニング30回するという学習法です。
もちろん30回というのはお好みに応じて変化させて結構です。そしてそれが終わったら次の音源に進むといった感じでトレーニングをしていただければと思います。これでかなり語彙力と同時に反射力も付いてきます。
お勧め教材等
このレベルを目指す方へお勧め教材を紹介します。
まず単語集ですが、オクスフォードから出ている「Oxford Picture Dictionary」をお勧めします。この単語集はすべての単語について図柄入り!
しかも、通常おろそかにしがちな日常に密接した単語を紹介してくれます。
たとえば
電子レンジは?冷蔵庫は?鉛筆、消しゴムは?さんまやヒラメは?
というように日常生活の単語というのは通常の単語集ではなかなか知ることができないのですが、この単語集では余すところなく紹介してくれます。
しかも収録単語数は3800語と充実。より実践的な単語力を形成できます。
CDは別売りですが、この単語集を使うなら、是非手に入れましょう!
またアルクの「究極の英単語 vol2」も併用したいところです。このレベルに達するとTOEICテストにおいても語彙力の点では困ることがなくなると思います。
「単語耳」をご使用の方は
アルクの「究極の英単語」にしろ「単語耳」にしろシリーズを通すと網羅性抜群ですので、どちらかを選んでシリーズを通して使っていきたいところですね。
ラダーシリーズはこのレベルだとlevel2,3あたりが最適だと思います。もちろんlevel2あたりがつらいと感じたらlevel1に戻ってリーディングしてもらっていいと思います。
また音読用の音源としては
などをお勧めします。このテキストをきっちり音読すれば、単語集で覚えた英単語をきっちり脳に焼きつけることができます。単語集とともにぜひ併用してもらいたいところです。
STEP2〜洋画やドラマを理解するレベル3000語関連ページ
- 必要とされる単語量
- 英語力の基礎になる語彙力。いったいどの程度の語彙力が必要なのか解説していきます。
- 英単語の覚え方
- 英単語の覚え方とそれにあった単語集の使い方を解説します。
- STEP1 日常会話1500語
- 日常会話に必要な語彙力は大体1500語レベルといいます。1500語あれば自分の考えを情報発信するために必要な語彙力を身につけたことになります。
- STEP3 新聞を読む6000語
- 英字新聞を読みこなすには6000〜8000語必要だと言われています。とはいえ時事用語など一定の言葉を覚えてしまえば英文自体は簡易に書かれていますので英語学習向きといえます。
- STEP4 洋書を読む10000語
- ペーパーバックを自在に読みこなせるレベルに到達するには10000語程度必要といわれています。最終的にこのレベルに到達することを目標にしたいところです。