音読でリスニング攻略
聞き込みでリスニングの一定の土台を作ったら、聞き込みで使った音源を使って音読をします。音読は英語の聞き込みで頭にしみこんだ英語をより深く刻みつけるトレーニングであるのと同時に自然に語彙力を上げる最適な方法です。
音読の前に一度辞書や日本語訳を参考にしながら意味を捉えていきましょう。わからない単語はすべて調べてノートに書きだしておきます。
初心者の方で辞書を使っても日本語訳を使っても、どうしてその英語が日本語訳に書いてあるような意味になるのかわからないという方もいるかとおもいますが、そういう場合はそのままで結構です。
わからないところはわからないまま。最低限未知の単語だけは調べて書き出しておくだけでOKです。
具体的ななトレーニング
では具体的なトレーニング方法を解説しましょう。
音源はいくつかのトラックに分かれているとおもいますが、一トラック(3分程度だと思います)ごとに辞書を使った下調べをして10回音読を繰り返します。
この時音声を再生させながら、音声に自分の声をかぶせるようにしてリピートしていきます。テキストは見ながら行います。英語が早くてついていけないときは0.7倍〜0.8倍速で再生して自分がついていけるペースに調整してください。
参考までに再生速度を調整する一例。(window media playerの場合)
windows付属のメディアプレーヤーですが、赤く囲った部分を「右クリック」すると再生を調整する項目が出てきます。
そして最後まで10回ずつ音読が終わりましたら、今度は通して音読30回。(計40回)
さらにテキストを見ながらの通して音読とテキストを見ないで音声だけを追っていく音読(シャドーイング)を交互に1回繰り返します。これも合計30回(計70回)
最後に音声抜きでテキストのみを見ながら音読30回。計100回で終了です。
聞き込みを合わせると合計200回同じ音源を繰り返すことになります。この段階にくると音読している音声が、実際に音声を聞かなくても頭の中で自動的に再生されている感覚を得られるでしょう。
最後の音声抜きでの音読は頭の中で再生されている脳内音源についてシャドーイングをするといった感じになります。ここまでくるとリスニングについての基礎ががっちり固まったといっていいでしょう。
終わった時点で納得がいかない場合はさらに音読を繰り返しても結構です。ただ新しい音源には手を出さないほうが上達が早いので注意しましょう。
まとめ
@ 1時間程度の音源を100回聞き込む
(基本聞き流しでOKだが、一日15〜20分程度は集中して聞きたい)
A テキストを辞書+日本語訳を使って理解。
B Aと並行して10回ずつ音声に続いて音読
(一トラックごとに区切って行う/テキストを見ながら)
C 最初から最後まで通して音声に続いて音読×30回(テキストを見ながら)
D テキストありの音読となしの音読を交互に繰り返す×30回
E テキストのみを使った音読×30回
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