漫画を使って英会話を磨く
これまで紹介してきた英会話のトレーニング方法は、すべてインプットトレーニングです。
インプットのトレーニングはとても重要ですが、アウトプットのトレーニングなしには英会話ができるようになりません。
補足しておきますと
インプットトレーニングとは、英語の知識を覚えることに主眼を置いたものです。
アウトプットトレーニングとは、自分で英語を作っていくトレーニングのことです。
ただ、アウトプットといっても周りに英語をしゃべる人がいなければなかなかできないと考えられがちです。
そこで英会話スクールへ行くわけですが、これもなかなかうまくいかない。なぜなら大体週1,2回の1時間のクラスでマンツーマンなら月2、3万かかってしまうことが多いからです。
現実問題、週1回1時間ではアウトプットの量が少なすぎますし、かといってそれ以上スクールを増やすには負担が多すぎる。
ここでは、そんな方のためにお金のかからないアウトプット法を紹介します。
漫画を使ったトレーニング
なんでもいいので日本の漫画をご用意してください。できれば日常を描いた漫画がいいでしょう。そしてその漫画のセリフを英語でしゃべっていくのです。
大体5ページくらいよんでストーリーをつかんでから、今度は絵だけを見て英語でしゃべるようにします。
このときなるべく辞書はつかわず、自分の頭にある英語のみでしゃべるように努力してください。なるべく簡素で簡単な表現でしゃべるようにすれば結構しゃべれるものです。どうしてもわからない時は辞書をつかってもOKです。
このトレーニングのポイントは間違っている英語でも問題ないというところです。ここではひたすらアウトプットの量をこなすことに集中します。
間違った英語でもどんどんセリフを英語に直し、しゃべっていく。そうして英語の瞬発力をつけていけばどんどん英会話が上達します。
こういうと「間違った英語を直さなければずっと間違った英語のままでしかしゃべれるようにならない」と反論される方もいらっしゃるでしょうが、
そういった勉強はこのトレーニングとは別にやってください。英文法を学んだり、英語フレーズを暗唱したりと英語を矯正する機会はたくさんあるはずです。
このトレーニングによって、英語学習者の陥りがちなアウトプット不足が解消されます。1日15分でもやってみてください。15分あればずいぶんたくさんのことをしゃべることができるのだなと実感できるはずです。
アウトプットになれると英会話のみならず、リスニングやリーディングにも効果を発揮します。英語の思考回路ができてくるのですね。
もちろんこのトレーニングの前に最低限の単語やフレーズ、文法をマスターすることが重要です。しかしあくまで最低限です。単語数でいえば1000個から1500個レベル。英文法は中2レベル。フレーズは300程度。
いつまでもインプットにこだわっていると英語上達のスピードにブレーキがかかります。最低限のインプットが終わったら積極的にアウトプットのトレーニングを取り入れていきましょう。
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