音読の重要性
この章では、リスニング学習へスムーズに入っていくトレーニングを紹介します。
まず、一冊リスニング教材を手に入れます。1,2分くらいの音源の文のスクリプトを読んで、未知の単語を調べておきます。また英語構文なども日本語と照らし合わせて解明しておきましょう。
後は、音声について繰り返し音読していくだけです。それで20回くらい音読したら次に行くといった感じで一冊終わらせます。最初の10回は日本語を思い浮かべながら音読してもかまいません。後半の10回は日本語で考えないで音読していきます。
この音読トレーニングによって、まず英語の語順になれることができます。音読することで、帰り読みの癖を矯正することができるからです。
例えば
He says a big company which left the Philippines has decided to return
だったら
He says (彼は言った)
a big company which left the Philippines(大企業(フィリピンに残った)は、)
has decided to return(戻ることを決めた)
こういう順番で理解していくトレーニングができるわけです。始めは日本語を思い浮かべてもいいと書きましたが、
語順は英語の語順のまま理解してください。
He saysと音読したら、「彼は言ったんだな」とイメージして、a big companyと音読したら、「大企業」をイメージ、which left the Philippinesと音読で「大企業はフィリピンに残ったんだな」と日本語の語順に直さないでそのままイメージしていってください。
慣れたら、日本語を使わないで、イメージだけしながら読んでいきます。
また、リスニング教材は大抵、基本単語で構成された英語ですから、
リスニングに最低限必要な基本単語に慣れることができます。
ただし、このトレーニングはあくまでリスニングの準備運動です。分からないところをすべて解明してから音読するので、学習している時の達成感はすごいですが、リスニング能力はさほどつきません。
やはりどうしても文字に頼るためか、または日本語を使ってしまうからかよくわかりません。個人的にこの手の音読トレーニングは結構実践したのですが、ある時点で頭打ちになります。(ただし英語の基礎力はつくと思います。)
ほどほど学習したら、リスニング学習へ進みましょう!
おススメ教材
英語の返り読みをなくし、英語をそのままの語順で理解するために設計された教材「スーパーエルマー」。
英語フレーズをごとに英語を分断して、英語→日本語の順で音声が読まれていく。
この音声を集中して聞いていくだけで英語をそのままの語順で理解していく力がつく。
この教材が聞き流しで有名なスピードラーニングと違うところは、スピードラーニングが一文すべて英語で読まれてから日本語の音声が続くところ、スーパーエルマーでは、英語フレーズごと日本語の音声が入る。
返り読みを避けるトレーニングをするためにはこちらのほうが優れていると思います。
後に紹介するリプロダクションやディクテーションの教材としてもすぐれているので手に入れておいて損はありません。
無料でサンプル請求が可能で購入前によく吟味して購入できることも魅力の一つ。
↓↓↓↓↓↓(無料でサンプル請求するならこちらから)↓↓↓↓↓↓
リスニング攻略STEP2(準備編)〜音読トレーニング関連ページ
- STEP1 発音
- 英語の発音トレーニングは、リスニングを攻略するための基礎です。しっかり基礎を固めてからリスニングのトレーニングを行いましょう!
- STEP3 サウンドトレーニング
- 英語と日本語では音の周波数が異なります。ここに英語リスニングの難しさがあるのです。いち早く英語の周波数なれれば上達度もアップします。
- STEP4 聞き流し
- リスニングの基本は英語を聞いて聞いて聞きまくることです。聞き流しでいいのでたくさんの英語を聞きこみましょう。
- STEP5 精聴
- 聞き流しと並行して英語の音に集中してリスニングを行う精聴を行うことがリスニング上達に効果的です。
- STEP6 リプロダクション
- リスニングの上達には英語の音を頭のなかで保持してからリピートするリプロダクションというトレーニングが有効です。
- STEP7 ディクテーション
- さらに英語のリスニング力に磨きをかけようとおもったらディクテーションが効果的です。ディクテーションとは音声から文字に書き起こす作業です。
- STEP8 音読仕上げ
- リスニングトレーニングの仕上げに音読を活用しましょう。擦り切れるほど聞いた音源を使い繰り返し音読します。
- STEP9 暗唱
- リスニングの仕上げとして10分程度の英文を完全に暗唱することが効果的です。
- リスニング攻略 まとめ
- リスニング準備編から実践編までのまとめです。目次に使ってください。