リスニングにおける英語の発音トレーニングの重要性
リスニング上達するために、効果なのが、英語発音トレーニングをすることです。そもそも英語と日本語の発音法は大きく異なります。そのため発声される音も異なってくるのです。
人間は自分の頭にある言語回路を使って音声を認識していますが、人間の耳から未知の音を聴くとき、自分の中にある回路に転換して音を認識する傾向があるようです。
有名な話でが、アメリカ人は鶏のなく声を「クックドゥードゥルドゥ」と認識するとか。日本人は「コケコッコー」ですよね、。同じ音を聞いてもこれだけ認識がずれるわけです。
だからこそ英語学習の初めに、まず英語の音声を英語の音声として認識できるように言語回路の土壌を作っておくことが効率的な学習につながるのです。
もちろん英語を多聴すれば徐々に頭に英語回路ができてきますが、初めに英語を受けれる引き出しを作っておくことで上達が違ってきます。
英語発音の学習法
英語発音の学習というとどうしてもかまえてしまいますよね。そもそも日本の英語教育ではこの英語発音の学習は重要視されていませんでしたし、教える先生もなかなかいないわけです。
ただし、それほど身構えるものではありません。しっかり学習すればだれでも習得できます。もちろん100%きれいな発音を獲得するには高いハードルが存在します。
しかし、ネイティブの発音レベルを100%としたら、
70%から80%くらいのレベルを目指して発音の学習をすればそれほど大変ではありません。
まあ80%を目指してトレーニングをして、実際は60%とかでも全然いいわけです。
それでも英語の発音を学習したのとしないのでは全然違ってきます。うまく発音出来るようにならなくても、頭の中に音声の違いを認識する回路が確実に作られていきます。
ある意味、適当に英語の発音を学習しましょう!
英語発音学習の第一歩
英語発音学習の第一歩はまず英語のひとつひとつの音を認識することから始めます。
発音記号(フォネティックス)をマスターするのが早いでしょう。
フォネティックスをマスターするポイントは、まず5,6時間かけて全体像を把握する。この時はどこかで時間をつくって集中して行ってください。口の形や舌の位置など一つ一つ丁寧に確認していきます。一日3時間行えば、土日の2日でできる量です。
一通り発音法を確認したら、この段階でリスニングの学習を始めるといいでしょう。
そのあとは、一日5分から10分程度つかって毎日トレーニングをしていきます。スポーツをする前にストレッチや準備運動を行うとおもいますが、それと同じで、英語学習をする前の準備運動として行ってください。
あまり深く考えず、きめられた時間だけ発音トレーニングを行って時間がきたら途中でもやめて、次の日はまた続きからという形でやっていくという形にすることをお勧めします。
おススメ教材
「ネイティブスピーク」
英語発音するときの口の動き、下の動きを構造をCGを使って再現。とっつきにくい発音もこれなら挫折なしです。
英語発音学習の2段階目
ひとつひとつの音をマスターしたら
次は英語を塊でとらえて、そのまま聞き取るトレーニングをする必要があります。
英語には日本語にはないリズムや音の結合、省略があります。ひとつひとつの音が正しくても発音してみたら不自然な英語になるということが多々あります。そのために一定の英語の塊を塊のまま、認識するとレーニングが重要なのです。
リエゾンやリダクションなど英語の音が変化する法則があるのですが、あまりこだわらず、自分の耳で聞こえた音をそのまま発音するようにトレーニングしていくといいでしょう。
【おススメ教材】
「ネイティブスピード」
このトレーニングを効率的に学習できる教材でお勧めが、「ネイティブスピード」です。なかなかこのトレーニングを効率的にできる教材が少ない中、秀逸的な出来です。
リスニング攻略STEP1(準備編)〜発音の重要性関連ページ
- STEP2 音読
- リスニングの初期段階で英語のリズムや順序に慣れるために音読をすることが効果的です。
- STEP3 サウンドトレーニング
- 英語と日本語では音の周波数が異なります。ここに英語リスニングの難しさがあるのです。いち早く英語の周波数なれれば上達度もアップします。
- STEP4 聞き流し
- リスニングの基本は英語を聞いて聞いて聞きまくることです。聞き流しでいいのでたくさんの英語を聞きこみましょう。
- STEP5 精聴
- 聞き流しと並行して英語の音に集中してリスニングを行う精聴を行うことがリスニング上達に効果的です。
- STEP6 リプロダクション
- リスニングの上達には英語の音を頭のなかで保持してからリピートするリプロダクションというトレーニングが有効です。
- STEP7 ディクテーション
- さらに英語のリスニング力に磨きをかけようとおもったらディクテーションが効果的です。ディクテーションとは音声から文字に書き起こす作業です。
- STEP8 音読仕上げ
- リスニングトレーニングの仕上げに音読を活用しましょう。擦り切れるほど聞いた音源を使い繰り返し音読します。
- STEP9 暗唱
- リスニングの仕上げとして10分程度の英文を完全に暗唱することが効果的です。
- リスニング攻略 まとめ
- リスニング準備編から実践編までのまとめです。目次に使ってください。