公式問題集を繰り返す
ここまでしっかり学習をこなしてきたならば、英語の基礎力はばっちりです。次のステップとしてTOEICの問題に慣れると同時にテクニックを身につけましょう。
実際TOEICはテクニックが物をいう部分も大きいのが事実。しっかりと対策している、していないでは大きくスコアが違ってきます。
それでこのテクニック部分をどうやって対策するか。それがTOEIC公式問題集のやりこみです。
TOEICのテクニックは人に学んで身に付くものではありません。自分の体で覚えたテクニックしか訳に立たないのです。ひたすら公式問題集をやり込むことでTOEICテストとはどういうものなのか体に叩き込んでください。
注:発音から音読まで、これまで紹介した学習法を実践してきたなら、TOEICの公式問題集が難しすぎて手がつけられないということはないでしょうが、あまりにできない場合は聞き込みや音読の章のトレーニングをやり直すことをお勧めします。
具体的なトレーニング方法
時間を図って試験形式で問題を解いてください。そして答え合わせします。
もちろんただ答え合わせするだけでなく、どうしてこういう答えになっているのかしっかり考えて納得してください。
問題用紙を一枚コピーにとって、解答の根拠になる部分をマーカーなどで塗っておきます。わからない単語もすべて調べます。
そして一度見直しが終わったらマーカー付の問題を最初から眺めながら問題を解くシュミレーションをします。すらすら解けたらOK。解けなかったら、また解説なり辞書なりをみて考えておく。
これが問題演習から答え合わせまでの一連の流れです。
これを同じ問題で何度も繰り返します。きっちり2時間で完答できるまで繰り返すのです。
問題演習(一日目)→答え合わせ(二日目)→問題演習(三日目)・・・と一日ごとに繰り返すと一日の学習時間を2〜3時間の中に収めることができます。
同じ問題を繰り返すことに意味があるのかと思われるかもしれませんが、TOEICの傾向は基本的に変わらないわけです。解き方もかわりません。
同じ問題を繰り返すからこそ、問題を解くときどこを見ればいいのか?時間配分はどうすればいいのか?を体で覚えこませることができるのです。
2hできっちり完答できるようになりましたら、次の問題で同じことを繰り返します。
最低2回分は実施したいところですが、数をこなす必要はありません。せいぜい4〜5回分行えば十分でしょう。公式問題集は1〜5のバージョンがありますから、最新のものから使ってください。
また公式問題集以外にも「管理人おすすめTOEIC教材」には予想問題が2回分ついています。購入された方はこの予想問題もこなしておきましょう。これはTOEICの傾向を良く分析した予想問題ですのでよく当たります。
(続く)
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